SEMICON JAPAN 2025にご来場いただき、誠にありがとうございます。
今回の展示では「PFAS規制への対応」をテーマに、半導体製造装置における 非フッ素系樹脂の選択肢と加工技術をご紹介しました。
本ページでは、展示会で取り上げたテーマを中心に、
半導体製造装置の設計に関連する技術情報や事例をまとめています。
ご来場くださった方はもちろん、今回お越しになれなかった方にも、PFAS規制時代の材料選定や装置設計の参考としてご活用いただければ幸いです。
プラスチックは、金属やガラスの単なる代替素材ではなく、静電気対策・耐薬品性・耐熱性・透明性など、素材そのものの機能によって現場の課題を直接的に解決できる可能性を持っています。
フジワラケミカルエンジニアリングでは、 こうした素材特性と加工技術を組み合わせた現場起点の技術提案を行い、 半導体製造装置をはじめとする産業機器の設計・開発・生産の現場で役立つ情報を 「技術コラム」として定期的に発信しています。
現場の課題を“技術コラム”で発信しています。
フジワラケミカルエンジニアリングでは、これまでの展示会や営業シーンでいただいたご質問やご関心をもとに、産業現場の課題解決につながる情報を「技術コラム」として定期的に発信しています。
プラスチックは単なる代替素材ではなく、静電気対策・耐薬品性・耐熱性・透明性・耐候性など、
素材そのものの機能によって、現場課題を直接解決できる可能性を秘めています。
当社のコラムでは、そうした「機能」や「加工技術」を軸に、設計・開発・生産の現場で役立つ実践的な情報を紹介しています。
主なテーマは以下の通りです。
- 機能別素材活用:帯電防止・耐薬品・耐熱・耐候・透明性 など
- 業界別技術紹介:半導体・食品・スマート農業・水処理分野
- 加工技術の解説:NC切削、押出溶接、熱曲げ、治具製作など
これらの記事を通して、「プラスチックでできること」をより深く理解していただければ幸いです。
SEMICON JAPAN 2025 展示テーマ
本展示会では、PFAS規制への対応が求められる半導体製造装置の設計・素材選定をテーマに、エッチング槽まわりを中心とした
非フッ素系樹脂による実用事例と加工技術をご紹介しました。
ここでは、展示ブースで特に関心が高かった技術テーマについて、 関連コラムとともに詳しく解説します。
PFAS規制と半導体産業への対応

PFAS規制の広がりにより、エッチング槽や薬液配管で長年使用されてきたフッ素系樹脂(PTFE/PFA/FEP)の代替が急務となっています。
当社では、耐薬品性・耐熱性・クリーン性を両立する非フッ素系樹脂(PVDF・PEEK・PMP等)を活用した提案を行っており、半導体製造装置の設計段階から材料選定をサポートしています。
PMP透明エッチング槽

従来のエッチング槽では内部の反応状態を直接確認することができませんでしたが、高い透明性と200℃級の耐熱性を両立するPMP(ポリメチルペンテン)により、ウェットエッチング工程のリアルタイム観察が可能になります。
プロセス最適化や異常検知の迅速化に貢献する、PFAS代替時代の新しい選択肢として展示会でも注目を集めました。
PMPの耐熱・透明特性

ポリメチルペンテン(PMP)は、高い透明性と200℃級の耐熱性を両立し、半導体製造装置のほか、食品加熱ライン、医療機器、薬液処理装置など幅広い産業分野で活用されています。
エッチング槽のような透明性が求められる部位でのPFAS代替素材として、 また薬液処理装置の可視化部材として有力な選択肢です。
プラスチック溶接による試作・改良

段ボールや金属では実現できない柔軟な形状変更を、溶接構造物でスピーディに試作。
特に半導体製造装置では、エッチング槽・リンス槽など液密性と耐薬品性が求められる部位で溶接構造が有効です。押出溶接技術により、非フッ素系樹脂(PVDF等)でも一体構造化が可能です。
装置改良やワーク搬送治具の軽量化など、現場改善の一助となります。
精密加工と組立精度への対応力

NC切削や押出溶接、熱曲げなどの多様な加工技術を組み合わせることで、ミリ単位の精度が求められる構造物にも対応しています。
半導体製造装置の治具・ホルダー類では、寸法精度と再現性が装置の性能を左右します。
プラスチック治具・カバー設計

装置まわりの治具や保護カバーをプラスチック化することで、軽量化・静音化・安全性向上が可能になります。
設計段階から溶接・曲げ・切削を組み合わせることで、メンテナンス性と機能性を両立できます。
展示会でご紹介した技術について、さらに詳しくお聞きになりたい方へ
「PFAS代替素材の選定について相談したい」
「PMP透明エッチング槽の実物を見てみたい」
「既存装置の改造について検討している」
展示会でお話しできなかった詳細や、具体的な案件でのご相談を承ります。
図面がなくても、要件が曖昧でも、まずはお気軽にご相談ください。
機能から探すプラスチックコラム集
フジワラケミカルエンジニアリングでは、
静電気対策・耐薬品性・耐熱性・耐候性・透明性など、
機能ごとにプラスチック素材の活用法や設計の考え方を解説するコラムを掲載しています。
半導体製造装置の設計では、静電気対策・耐薬品性・耐熱性といった複数の機能を同時に満たす素材選定が求められます。
「どんな機能を重視すべきか」「どの素材が最適か」を知ることで、装置設計・現場改善・試作開発における判断をより的確に進めることができます。
下記のリンク一覧から、目的に応じたテーマをご覧ください。 SEMICON JAPAN 2025の展示テーマに関連性の高いコラムも多数含まれています。
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プラスチックで変わる滑りの設計:摺動性・濡れ性・形状設計から考える最適化のポイント摺動性・濡れ性・形状設計の3要素から、食品設備・搬送ライン・研究設備に共通する滑りにくさの課題を整理し、プラスチック設計による最適化の考え方を解説します。
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プラスチック素材の水接触角と濡れ性設計:加工・設計現場における適用と考察プラスチックの濡れ性を示す水接触角を基準に、半導体・食品分野での最適設計を考察。傾斜設計やR加工など、現場で機能する濡れ性制御の実践例を紹介します。
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透明アクリルと紫外線:UV透過・遮断を活かす設計と安全性・機能性を高める応用事例透明アクリルはUVを透過・遮断する設計により、建材や農業、医療機器など幅広い分野で活用できます。本記事ではUVの基礎から応用事例まで解説します。
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電波遮蔽プラスチックとは?導電性・シールド性で考えるノイズ対策と活用事例電波を通すプラスチックに導電性を付与し、ノイズ対策に活用する「電波遮蔽プラスチック」。自動車や医療機器など幅広い分野で利用が広がっています。
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帯電防止プラスチックの種類・性能・導入効果:クリーンルームから電子部品まで静電気対策の必需品「帯電防止プラスチック」の基礎知識と現場適用例を、材料ごとの抵抗値データや選定ポイント、導入効果とあわせて徹底解説します。
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紫外線殺菌現場を変える!UVタフなフッ素系プラスチックと石英の徹底比較で見る材料選定術紫外線殺菌の材料選びが新時代に。石英に加えフッ素系プラスチックが注目され、「軽さ」「割れにくさ」「メンテ性」など現場の課題解決と新しい常識をもたらします。
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低摩擦・高耐久!機械部品のプラスチック化による摺動性能の向上機械部品のプラスチック化で摩擦・摩耗が激減。軽量・耐久設計により、信頼性向上と環境負荷低減を実現し、次世代技術を確実に支える新たな基盤となります。
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透明プラスチックの特性を科学する:UVカット率・透明度・強度のバランスとは?透明プラスチックは、UV遮断、透明度、強度の3特性が求められる材料です。添加剤や多層構造で補完し、各用途に応じた最適なバランス設計が重要とされています。
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PVCライニング施工のすべて:産業機械の防食・耐薬品性を高める技術解説PVCライニングは耐薬品性と耐食性に優れた施工技術で、産業機械の長期安定稼働を支える重要な被覆方法です。特に薬液環境下での耐腐食性向上が期待できます。
業界から探すプラスチックコラム集
当社では、半導体・食品・スマート農業・水処理・モビリティなど、
さまざまな産業分野におけるプラスチック加工・設計技術を紹介しています。
今回のSEMICON JAPAN 2025では半導体製造装置に特化した展示を行いましたが、
それぞれの業界で求められる「性能」「衛生性」「安全性」「環境対応」への取り組みは、
技術的な共通点も多く、半導体分野の設計にも活かされています。
下記の一覧から、業界ごとの課題解決事例をご覧ください。
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なぜPVC配管は作り方が変わり始めているのか:現地現合の限界と工場組立の台頭現地現合が当たり前だったPVC配管に変化が訪れています。人手不足や品質要求の高まりを背景に、工場組立という新しい施工方式が注目され始めています。
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仕分け作業と専用箱の役割:現場改善のカギとなるプラ箱とは仕分け作業の効率化は、システムだけでなく「箱」から始まります。専用プラ箱の改良によって、誤仕分け防止や作業負担の軽減など、現場全体の改善を実現します。
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金属から樹脂へ。EVパーツの「軽量化と絶縁」を両立させる素材変換の進め方軽量・透明・高絶縁性を備えたスーパーエンプラ「PMP」の特性とEV部品での活用事例、当社の加工支援や導入効果、その幅広い活用可能性と将来性を紹介します。
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GAP・ISO対応!スマート農業向けプラスチック筐体設計:メンテナンス性とマニュアル化を両立GAP・ISO対応を視野に、スマート農業に求められる使いやすい筐体とは何か。メンテナンス性とマニュアル化を両立する構造設計と加工提案を、現場目線で紹介します。
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アクアポニックス装置をプラスチック加工で支える:循環型農業と技術支援の可能性アクアポニックス装置の水槽・ろ過槽に、プラスチック加工技術で対応。清掃性や安全性にも配慮し、現場に寄り添った装置づくりを支援します。
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食品業界のプラスチック活用の光と影:現場目線で考える樹脂素材のメリット・デメリット食品製造現場でのプラスチック活用は、軽量化や耐薬品性を強みに安全性向上に貢献。異物混入リスクへの対策や視認性の強化も欠かせません。
金属から樹脂へ
近年、製造業の現場では「金属から樹脂へ」という素材転換が静かに進んでいます。
軽量化、防錆、絶縁性、静音化といった利点に加え、
樹脂加工技術の高度化により、金属並みの精度と信頼性を実現できる時代になっています。
以下では、フジワラケミカルエンジニアリングが展開する「金属から樹脂へ」シリーズ各コラムをご紹介します。
設計・試作・量産の各段階で、最適素材の選定と加工提案に役立つ内容です。
特にPVDF・PEEKについては、SEMICON JAPAN 2025でも実物サンプルを展示し、 PFAS代替素材としての可能性をご紹介しました。
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金属から樹脂へ[PVDF編]:薬品・クリーン環境に「負けない」耐薬品樹脂の新たな選択酸・塩素・溶剤に強く、クリーン環境でも長期安定するフッ化ポリビニリデン(PVDF)。SUSやガラスでは難しい薬液装置にも対応し、耐薬品性と安全性を両立します。
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金属から樹脂へ[PEEK編]:高温・高耐薬品環境に挑む「エンジニアリングプラスチックの頂点」高温・高薬品環境に耐えるポリエーテルエーテルケトン(PEEK)は、エンジニアリングプラスチックの頂点。250℃でも安定し、金属を超える信頼性を発揮します。
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金属から樹脂へ[UHMW-PE編]:「滑る」「耐える」樹脂がつくるロングライフ構造摩耗に強く、衝撃にも粘り強く耐える超高分子量ポリエチレン(UHMW-PE)。「滑りながら耐える」特性で、搬送・摺動・衝撃吸収部品の寿命を大幅に延ばします。
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金属から樹脂へ[POM編]:静音・精密・高寸法安定性を兼ね備えた「次世代機構素材」滑らかに動き、精密さを保つポリアセタール(POM)は、摺動部や可動部に最適な次世代機構素材。鉄の剛性と樹脂の柔軟性を両立し、静音化と高精度を実現します。
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金属から樹脂へ[MCナイロン編]:「しなやかさ」が支える強度・耐摩耗・安心設計衝撃を吸収し、摩耗にも強いモノマーキャストナイロン(MCナイロン)は、金属では得られない「しなやかな強さ」を発揮。高荷重部品でも軽く静かに長く使えます。
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金属から樹脂へ[PP編]:軽く、錆びず、長く使える「実用構造材」への転換軽くて錆びず、薬品に強いポリプロピレン(PP)は、鉄やSUSの代替となる実用構造材。比重0.9・コスト約40%で、装置の軽量化と長寿命化を実現します。
ご相談・ご依頼フォーム
「展示会で初めて話を聞いたが、具体的な案件で相談したい」
「PFAS代替の検討を進めているが、材料選定で悩んでいる」
「エッチング槽の透明化について詳しく聞きたい」
「図面はないが、既存装置の改造について相談したい」
SEMICON JAPAN 2025の展示会後も、このようなお声を多くいただいています。
多くのお客様から「最初は小さな相談だったが、気づけば主力部品を任せている」との声をいただいています。
半導体製造装置の設計・改良から、他分野の装置開発まで、今ある構想が図面になり、形になり、機能を持つ製品になるまで、私たちが責任を持って対応します。
図面がなくても、要件が曖昧でも、まずはご相談ください。
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